ネットワーク

僕が交換機を作っていた頃 - ハリ・セルダンになりたくて
「いいか。矢野。交換機に限らず、ネットワークのことはな。理詰めで考えろ。切れた時には必ず切れた場所がある。理詰めで考えていけば必ず見つかる。心配するな」
僕はふと疑問に思った。そして、そのまま口に出した。
「西嶋さんって、どこ大学の卒業でしたっけ?」
西嶋さんほどの人だ。東大工学部だろうか?理学部?いやいや京大ってことも考えられるぞ。
西嶋さんがじっと僕を見た。
「矢野、俺は高卒なんだよ。」
その目は今でも忘れられない。
その日から僕は学歴のことを気にしなくなった。相手がどんな学歴を持っていようと気にならなくなったし、自分の学歴を自慢げに他人にしゃべることもなくなった。

かっこいいなぁ。かっこいいよ。大学院でコンピュータネットワークの研究をしているけど、こんな身のある知識なんてひとつもない自分にがっかりするなぁ。
かっこいいなぁ。シミュレーション回しているだけの自分にこういうかっこよさを加えたいなぁ。
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